嬉しいことに関空のANAラウンジは、2023年8月17日からプライオリティパスで利用することができるようになりました。（ちなみに残念ですが、成田空港のANAラウンジは2023年8月31日以降、プライオリティパスでの利用はできなくなりました）
僕は飛行機代節約のためにLCCを利用することが多いんですが、空港ではラウンジ利用して快適に過ごし、リモートワークにも活用しています。乗る飛行機はLCCが多く、ANA上級会員ではありません。でもプライオリティパスのおかげで関空ANAラウンジを利用することができるようになりましたので、2024年リモートワーク利用したときの様子と感想をまとめてみます。
プライオリティパスで利用できる関空ラウンジ・サービス
大阪・関西国際空港第１ターミナルには、プライオリティパスで利用できるラウンジが４つあります。
- カードメンバーズラウンジ 「金剛」
- カードメンバーズラウンジ 「六甲」
- カードメンバーズラウンジ 「アネックス六甲」
- ANA ラウンジ
このうち①～③カードメンバーズラウンジは、実際はプライオリティパスがなくても、カード会社のゴールド会員以上になっていれば、そのクレジットカードを提示するだけでも利用できます。
ですが上記④ANAラウンジは、クレジットカード会員であるというだけでは利用できません。ANAの上級会員か、プライオリティパス会員である必要があります。そういう限られた人たちだけが入れるラウンジということで、ANAは他のカード会社ラウンジよりも設備・サービスともにワンランク上という感じがします。
プライオリティパスで利用する人は営業時間に注意
ANAラウンジの営業時間は通常朝6時半からですが、プライオリティパスで入場する人には制限があるので注意です。
プライオリティパスで関空ANAラウンジに入場できる時間は下記の通りです。
- 月曜：午前11時～午後10時30分
- 火曜：午前11時～午後10時
- 水曜：午前11時～午後10時30分
- 木曜：午前11時～午後9時30分
- 金曜：午前11時～午後10時
- 土曜：午前11時～午後10時30分
- 日曜：午前11時～午後10時
営業終了時刻は、その日のANA便の運航状況によって変更になる場合があります。やはり基本はANA便を利用する人のためのラウンジであるということですね。
関空 ANAラウンジへの行き方
関空のANAラウンジは、第1ターミナルにあります。北ウイング２階の国際線出発エリアにあり、ゲート15の近くです。ラウンジに入るまでにすべきことの順番は、このようになります。
関空４階、国際線出発フロアの各航空会社のカウンターで搭乗手続きをして、搭乗券をもらいます（ラウンジに入るためにも、当日の搭乗券が必要です）。また、機内持込荷物・手荷物以外のものを預けます。預入荷物がない場合はカウンターに並ばなくても、自動チェックイン機にてスマートチェックインするだけで大丈夫な場合もあります。
機内持込荷物・手荷物をすべてチェックし、保安検査をしてもらいます。パソコン、スマホ、モバイルバッテリーなどは全部出して検査します。
人の流れに乗り、３階出国審査場に向かいます。最近は出国手続き簡単になりましたね。パスポートを機械に置いて、顔認証でゲートを通ったら、出国手続き完了です。
ANAラウンジがある北ウイングに向かうには、ウイングシャトルを利用します。出国審査場を出たら左に行き、北ウィングに向かうウイングシャトルに乗ってください。（右に行くと南ウィングなので注意しましょう）そして、北ウイングの中間駅で降ります。
ウイングシャトルを降車したら少し右に向かいます。15番ゲート近くと案内されていますが、中間駅から行く場合は15番よりも手前にありますので注意してください。ANAラウンジの表示も見えるので分かりやすい思います。
関空 ANAラウンジ 利用した感想
ANAラウンジで1時間半ほど滞在し、リモートワークに利用してみた結果の感想をまとめてみました。また、その時の写真もご紹介します。
リモートワーク向きか 星評価
関空ANAラウンジがリモートワークに向いているかという観点で評価してみました。
| 項目 | 評価 |
| コスパ | |
| 仕事インフラ | |
| セキュリティ | |
| 居心地 | |
| 寛ぎアイテム |
プライオリティパスで利用できるためコスパ良し
本来ANAラウンジを利用するためのハードルは高く、下記何れかの条件を満たしておかなければなりません。
- ANA国際線・ファーストクラス利用者
- ANA国際線・ビジネスクラス利用者
- スターアライアンス加盟航空会社・ファーストクラス利用者
- スターアライアンス加盟航空会社・ビジネスクラス利用者
- ANAマイレージクラブ・プラチナ以上の上級会員
- スターアライアンス・ゴールド会員
要するにビジネスクラス以上を利用する時か、スターアライアンスの上級会員になっていないといけないわけです。ANAラウンジの入り口にもそのことが書いてあります。
でも2023年8月から、プライオリティパス所持者もANAラウンジを利用することができるようになりました。僕はLCC愛用者で、ANAや他のスターアライアンスのビジネスクラスなどを利用したことがありません。でも特に追加料金なしにANAラウンジに入ることができるので、ありがたいですね。
リモートワークするのに必要最低限のインフラあり
ANAラウンジはコワーキング専用というわけではないと思われますが、電源やWifiなど、リモートワークするために必要最低限の設備は揃っています。
セキュリティ面でも特に問題なし
色んな人が出入りしますが、身元確認された人だけが入れる空港内ラウンジですので、問題は起こりにくいでしょう。席によっては背後からPCやタブレットを覗かれてしまう場所もあるので注意が必要ですが、全体として客層のマナーも良いのは安心です。
一方で、人が多い空間なので、オンライン会議や電話にはあまり向いていないと思われます。話し声を聞かれてしまうので。一人作業なら問題なくできると思います。
飛行機を眺め、食事しながらリラックスして滞在可能
搭乗前の時間のためあまり長時間滞在はできませんでしたが、居心地良く過ごせました。タイミングによっては混んでいますが、他の人たちも搭乗時間がくれば退室されるので、空いている時間もけっこうありました。特に僕のようなLCC利用者は、本来のANA便など利用する人たちと時間がずれているためか、あまり混んでいない時間に利用できるのかもしれません。
前回利用時も入室直後は混んでいたんですが、15分もするとサーッとほとんどの方は退室していきました。
評判のANAカレーやマッサージチェアで寛げる
ANAラウンジでは軽食や飲み物、アルコールが無料提供されています。評判のANAカレーは安定の美味しさですし、他のサンドイッチやサラダもちょうどよいですね。前回利用時はお稲荷さんが人気だったようで、外国人の方もたくさん食べていたのを目にしました。
ANAカレーは美味しすぎで、おもわずお代わりしてしまいます。僕の飛行機旅の定番パターンは、機内食が提供されない分チケット代が安いLCCを利用しつつ、搭乗前後は空港ラウンジで食事をいただくことです（一緒に移動する妻も、気圧の関係か機内ではたくさん食べられないので、ラウンジで食事するパターンが合っています）。
コーヒーやケーキ、クロワッサンなどのパンも美味しかったです。
アルコール類も充実しています。リモートワークが終わったら、ほっと一息できますね。写真は撮れませんでしたが、ビールサーバーもありました。
１台しかありませんが、関空ANAラウンジにはマッサージチェアもあります。空いている時間帯ならけっこうな確率で利用できるかと思います。端っこにあるためか、存在に気づいていない人も多かったような・・・。
リモートワークをがんばった後のご褒美的なマッサージチェアは嬉しいですね。
リモートワーカーには関空ANAラウンジがおすすめ
最近の空港はレストランや休憩場所が多くなって待機できる場所は増えていますが、空いた時間にリモートワークしようと思ったら、やはりラウンジが便利。しかもANAラウンジのようなワンランク上のラウンジを利用できれば、短時間でも仕事が捗ります。そのためにはやはり、プライオリティパスを所持しておくのはお勧めです。
他のカード会社ラウンジも悪くはないですが、温かい食事がなく、アルコールは有料となります。関空国際線出発前に一番寛げるのは、ANAラウンジだなと思いました。
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